啓蟄

豆知識「二十四節気」


三節気

 

3月6日  啓蟄(けいちつ)

 

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土の中で冬ごもりをしていた虫たちが、そろそろ活動を開始するころ。
「啓」は開く、「蟄」は冬眠をしている虫を意味しています。「虫」という漢字は、もともと蝮(まむし)の姿をかたどった象形文字。昔は昆虫に限らず、蛇や蛙、蜥蜴など、小さな生き物はすべて虫と呼ばれていました。
このころの雷は、「虫出し雷」といわれます。ちょうど初雷が鳴りやすい時季。昔の人々は、虫たちがこの雷に驚いて外に這い出してくるものだと考えていました。

第七候 啓蟄 初候
蟄虫啓戸(ちっちゅうこをひらく)
春の陽光に誘われて、冬眠していた虫たちが地中から動きだす時季。「戸を啓く」と書いて土の中から出てくる様子を表しています。啓蟄と同じで、蟻などの昆虫も、蛇などの爬虫類も、蛙などの両生類も、すべて「虫」。昔は人の体の中にも虫がいるとかんがえられていました。「腹の虫がおさまらない」「虫の居所が悪い」「虫が騒ぐ」などの慣用句もその名残りで、体の中にいる虫が、心の奥の意識や感情を操るものだと思っていたそうです。